【日本共産党・滋賀4区・坪田五久男】2009.8.11 1.インターネットを使った選挙期間中の選挙活動(ブログの更新、YouTube等動画サイトの利用)について、解禁していくべきだとお考えですか。 A 解禁していくべきである (選択理由)主要国のなかでインターネットによる選挙活動が原則禁止されているのは日本だけです。 2.米国では、オバマ大統領に代表されるように、政治家に対してインターネットを通じた小口献金が行われています。一方日本でも、インターネットを通じた小口献金システムが作られはじめました。これについてどのようにお考えですか。 A 積極的に利用したい (選択理由) 3.現在、国会へのパソコン等の電子機器の持ち込みは、制限されるケースもあります。あなたご自身は、国会の本会議や委員会において、インターネット上の資料を参照しながら質疑する等、パソコンや携帯電話等の電子機器を審議や情報発信のために用いることについて、どのようにお考えですか。 A 自分としては積極的に利用したい (選択理由)パソコンなど電子機器への持込みについては、審議の充実、公開の観点から積極的に利用したいし、ルール化が必要だと思います。 4.国民の声をより政策に反映させるために、新しい施策を取り入れることについて、どうお考えですか。もっとも緊急に取り組むべきものをお選びください。 B 審議会の委員構成を公募とする等、国民の声をこまめに政策決定過程に反映させるべきである (選択理由)A~C、すべて盛り込んでも、まったく矛盾しないと考えます。 5.今年6月から、対面販売ができないことを理由に、インターネットでの医薬品販売が原則禁止されました。これに対しインターネット事業者等は、「インターネットでの医薬品販売は対面販売より安全性が高く、利用者も必要としている」と主張、販売の継続を求めて提訴していますが、どのようにお考えですか。 A インターネットでの医薬品販売は禁止すべきである (選択理由)医薬品の販売は、対面販売が原則と考えます。 6.近年、国会や行政の場で、インターネット上の違法有害情報の流通を防ぐための施策が検討されています。この点について、教育によって情報リテラシー向上を図る、ネットサービスへの法規制強化による違法有害情報の発信の抑制、国家が違法有害情報の受信を阻止する技術の導入を行う、という3つの考え方がありますが、どの方法に軸をおいて対応すべきとお考えですか。 B 事業者に対する規制を強化し、業界努力によって違法有害情報の発信が抑制されるようにする (選択理由)情報リテラシー教育は必要であり、表現の自由の観点から情報が豊かになることは重要ですが、事業者は適切な責任を果たすことが必要です。 7.小中学生の携帯電話の利用について、一律禁止すべきであるという意見の一方で、保護者からは子供たちへの通信手段の必要性を訴える声が出ています。この問題について、どう対応すべきとお考えですか。 B 条例等で規制するのではなく、保護者の選択に任せるべきである (選択理由)政府や自治体、政党などが一律に是非を判断すべき問題ではないと思います。 8.児童買春・児童ポルノ禁止法を改正して、児童ポルノの単純所持を処罰対象にすべきとする意見がありますが、一方で冤罪や憲法上の権利侵害の可能性も指摘されています。単純所持規制による児童の性的虐待抑止効果と、冤罪や権利侵害とのバランスは、どのようにあるべきとお考えですか。 B 単純所持規制による性的虐待抑止効果には疑問があり、冤罪や憲法上の権利侵害のリスクを増大させるべきではない (選択理由)現在、いわれている児童ポルノのほとんどは、現行法の厳格な適用で取り締まることができます。 9.改正出会い系サイト規制法の施行をきっかけに、健全なコミュニティサイトに対しても18歳未満の異性交際を排除できないおそれがあるとして、警察から削除要請が出される等、ネットコミュニティの規制や取り締まりが強化されています。インターネット上でのコミュニティについて、積極的に規制した方が良いとお考えですか。 B 性的交渉を目的としないコミュニティサイトについては、規制の対象とすべきではない (選択理由)業界団体や第三者機関による自主規制の流れを強化する方向で考えるべきです。 10.知的財産政策(著作権法等)について、いわゆるダウンロード違法化の成立に見られるように権利者の保護を厚くするか、あるいは、利用者の利便性を高める方向にするかで、議論が行われています。今後、知的財産政策を進める上で権利者保護と利用者の利便性、どのようにしてバランスを取るべきとお考えですか。 無回答 (選択理由)デジタル・ネットワーク化にともない、芸術・文化の新たな利用形態が発展することは国民の創造享受の条件が広がる点で歓迎すべきことです。その中で、作家・演出者の権利が適切に守られなくてはなりません。 *最後に、現在の日本のインターネットを巡る状況についてのお考えをお聞かせください。 (自由回答)