2009.08.12
シンポジウム「インターネットと選挙・政治を考える」開催のお知らせ
1946年の衆議院選挙におけるラジオ政見放送開始以来、政治家はその時代ごとに影響力のあるメディアを活用して政策を国民に訴えてきました。選挙に比例代表制が導入された80年代以降は政治家個人から「政党」そのものに投票する国民も多くなり、年々政党がメディアを通じて政策をアピールする重要性が高まっています。
一方、日本の公職選挙法では国民が投票する議員を決める選挙期間のウェブサイトの更新が「文書図画の頒布」に当たるとして、禁止されています。1950年に制定されたこの法律が現在8000万人以上が利用する情報インフラである、インターネットを縛っているといういびつな状況があります。
先の米国大統領選では、バラク・オバマ氏がインターネットを駆使して大統領選挙を勝ち抜きました。日本でもブログやTwitterを活用して情報発信や有権者との対話を進めている議員が増えており、今後日本においてもネットと選挙・政治の関わりが深くなっていくことは疑いがありません。
本シンポジウムは「インターネットと選挙・政治」というものをテーマに、“情報発信プラットフォーム”としてのインターネット、“個人献金を集める仕組み”としてのインターネット、“世論を吸い上げるメディア”としてのインターネットといった視点から、多様なパネリストの方々をお迎えして議論を行います。
<シンポジウム詳細>
【日時】
8月14日(金)14:00~15:30(開場:13:30)
※当日はニコニコ動画のニコニコ生放送で生中継いたします。
【場所】
【料金】
入場無料
【出演(50音順・敬称略)】
- 岸博幸(慶應義塾大学教授)
- 田中愼一(フライシュマン・ヒラード・ジャパン株式会社 代表取締役社長)
- 田村義保(統計数理研究所データ科学研究系教授、副所長)
- 堀江貴文(株式会社ライブドア元代表取締役CEO)
司会:津田大介(メディアジャーナリスト/MIAU代表理事)
【主催】
インターネットユーザー協会(MIAU)
- Tags: