MIAU 一般社団法人インターネットユーザー協会

MIAUをサポートする

Project

プレスリリース

2021.10.14

文化庁「簡素で一元的な権利処理に関する 論点への意見」に意見を提出しました

MIAUは文化審議会著作権分科会基本政策小委員会「簡素で一元的な権利処理」の在り方に関する意見募集に意見を提出しました。

内容は以下の通りです。

文化審議会著作権分科会基本政策小委員会「簡素で一元的な権利処理」の在り方に関する意見

Ⅰ.目指すべき方向性と留意すべき点

“利用円滑化による対価還元の創出や増加が新たな創作活動につながるという 「 コンテンツ創作の好循環」 の 最大化を目指す”という、基本政策小委員会が目指す大枠の方針には賛成する。その上で下記の点も留意点として追加したり、議論の中で確認するなどして、論点化することを要望する。

Ⅱ.想定される場面

論点に掲載されている「想定される場面」はすべて喫緊の課題であり、審議会で議論し、解決すべき場面だと考える。

その上で「UGC(一般ユーザーが創作する作品)等のデジタルコンテンツのインターネット配信等の二次利用」については、その範囲が広大であり、この文言だけでは何を示しているのかがわかりにくい。特に将来の姿を考える議論においては、プラットフォームとそのユーザーという関係を前提としたUGCという言葉は議論にミスリードを生むと考える。現在インターネットで生じている活動を見ても分かる通り、クリエイターとユーザーの境目がなくなってきているからだ。ゆえにここでは「UGC(一般ユーザーが創作する作品)等の」を削除し、デジタルコンテンツ一般の議論とすることが適切である。

また下記場面についても課題があり、今回の検討の範囲として入れ込むべきである。

Ⅲ.具体的な方策

Tags: