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プレスリリース

MIAUシンポジウム2016「欧州の事例から考える著作権の未来」開催のお知らせ

MIAUでは欧州議会議員で欧州海賊党所属のジュリア・レダ議員が視察のために今夏来日されるのに合わせ、議員を迎えてのシンポジウムを開催いたします。

著作権を含む知的財産権は国際通商協定の中でも重要な分野として交渉の重要な役割を担うことになりました。現にTPP(環太平洋パートナーシップ)で最も交渉が難航したのも知的財産権で、日本はTPP協定にサインするのと引き換えに、さまざまな著作権法制のリフォームを求められることになりました。

インターネットの出現とともに著作権に関する問題は日に日に難しさを増しています。そんななかインターネット時代の著作権の在り方に関する問題意識から生まれた欧州で生まれた海賊党ムーブメントがあります。また日本が中心となって進めてきたACTA(偽造品の取引の防止に関する協定)はインターネットの自由を害するという懸念から欧州議会はその批准を否決しました。

そこで今回は欧州議会で欧州での著作権リフォームに取り組む欧州海賊党のジュリア・レダ欧州議会議員をゲストに迎え、欧州での著作権に関する議論の最新動向を報告いただき、そのうえで日本の権利者、法学者、実務家を交えて、著作権の未来を考えます。

MIAUシンポジウム2016「欧州の事例から考える著作権の未来」

日時
2016年8月25日(木曜日) 15:00~17:00
会場
アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
参加費
無料

お申込み

http://peatix.com/event/188157/ よりお申し込みください

プログラム

■基調講演

Julia Reda
欧州議会議員、欧州海賊党

Photo by Aktron (CC BY 3.0)

1986 年生まれ、ボン出身。海賊党フランクフルト支部のメンバーで、2009年から海賊党員として活動。党派としては緑の党/欧州自由同盟の党派に属し、副議長 をつとめる。欧州議会内のデジタルアジェンダに関するインターグループの共同創設者の一人。欧州議会内の常任委員会では司法委員会(JURI)のメンバー で、域内市場/消費者保護委員会(IMCO)と請願委員会(PETI)のサブメンバー。「テクノロジーはすべての人々の生活をより良くする」と信じる人た ちの起こした近年の世界的なムーブメントを代表し現在活動中。

2009年まではドイツ社会民主党(SPD)のメンバーとして活動し、イン ターネットブロッキングに関する政策に疑問を感じ、離党。2010年から2012年の間、青年海賊党の議長をつとめ、若い世代の国際協力を進める。また、 ヨーロッパ青年海賊党(Young Pirates of Europe)を設立し、議長もつとめた。

欧州議会によるジュリア・レダ議員の紹介
http://www.europarl.europa.eu/meps/en/124816/JULIA_REDA_home.html

ジュリア・レダ議員公式サイト(日本語版)
https://juliareda.eu/my-vision-for-europe-jp/

■シンポジウム

Julia Reda
欧州議会議員、欧州海賊党
世古和博
一般社団法人日本音楽著作権協会 常任理事
上野達弘
早稲田大学 法学学術院 教授
長塚真琴
一橋大学 法学研究科 教授
水野祐
弁護士、クリエイティブ・コモンズ・ジャパン 理事
香月啓佑(モデレーター)
MIAU事務局長

共催

著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム(thinkC)

特定非営利活動法人コモンスフィア(Creative Commons Japan)

参加にあたっての注意

お問い合わせ先

一般社団法人インターネットユーザー協会 事務局長 香月啓佑

katsuki@miau.jp

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